看護の現場
看護師の不足と離職率の高さって最近の風潮ですね、離職率の高さは以前から言われていたことですが、看護師不足が問題になってクローズアップされました。どういう仕事にも良くない話題はありますが、看護師の場合は人の命を預かる現場に関わることなので知っておきたいと思う人も多いことでしょう。
厚生労働省の発表では2012年時点で約6万5千人の看護師が全国で不足していて、看護師の採用が更に難しくなったとされています。不足とされながら医療が行われいるということは、過酷な労働を強いることや医療ミス発生率が高まることにつながります。そういう訳で看護師の採用に係る費用は10年前と比べ10倍とも言われます。看護師の人材サイトが異常に増えているのはこういう事なのですね。
日本看護協会が調査したところでは、約二万人の看護師が全国で過労死危険レベルといわれる月60時間以上の時間外労働を行っていて、これは看護師の23人に1人という割合になったならねのこと。このことは看護師の平均勤続年数が全業種平均の9年に比べて 2年ほど少ない7年と言う数字にも表れているそうです。看護師の数自体は年を追うごとに増えているそうですが、過酷な労働環境を理由に離職し、再就職(失業している期間が長いほど、難しくなっていくと考えられています)していない休眠看護師の数も増加していることも不足状況が改善されてない理由なんだとか。医師も看護師も医療には欠かすことのできないので状況の改善が望まれます。